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宮村

 南魚沼郡六日町の小川の橋畔の双体像は「大福細工覚帖」にないが刻印によってこれも太郎兵衛の作であることが判かる。起舟後光型、双神とも合掌した僧形だが有髪だ。右神の髪型は「ちょんまげ」のように見える。
 この像と併立する「百番塔」には「行者宮村長右ェ門」の記銘と太郎兵衛の刻印がある。この「行者」の塔と双体像に何か縁があるかも知れない。